不妊症の原因の一つである卵子の劣化

Add a comment 1月 18th, 2011

最初の排卵が12歳で最後の排卵が52歳とすると、40年で480個が使われるわけです。

初経から閉経まで、元々の500万個の中で排卵に達するのは万に1つと計算されます。別の視点からは眠っていた期間が21年のものもあれば、50年のものもあることになります。

眠り続けた卵子は古くならないかという疑問を持たれる方がいるかも知れません。残念ながらその通りといわざるを得ません。

染色体に異常のあるダウン症の発生確率は母親の年齢が上がるにつれて増加します。これは卵子の老化に原因があると考えられています。父親の年齢には直接関係しません。

精子は常に新しく生み出されているからです。

何が不妊症の原因か

胎児の精巣からはアンドロゲン等が分泌されてウオルフ管等に作用し、男性の性器、男性の性徴がはっきりします。女性ではアンドロゲン等の働きを受けず、ミュラー管は子宮卵管といった女性内性器になり外陰も女性型になります。

胎児の精巣は性の分化に重要ですが、これを取ってしまうとどうなるでしょう。正解はアンドロゲン等が分泌されず、ミュラー管は発達し、子宮や卵管ができるので、女性ということになります。XY女性発症の原理です。

次に精巣が働き、アンドロゲンも分泌されるのに、ホルモンの刺激を受け取る側に異常があるとどうでしょう。この場合は章丸(精巣)女性化症候群といって、粕栄がありなから、ノンドロゲンの作用が働かず、外見上は女性になってしまいます。

Comments are closed.