離婚すること自体は幸せな結果
自分が希望して別れる場合、離婚すること自体は幸せな結果ということになります。
ただ、そこで問題なのは、その先の人生です。離婚後に不幸になってしまうのだったら、いくら結婚を解消して目の前の嫌なことをなくしたとは言っても、まるで燃え尽き症候群のように、疲労感だけが残ってしまいます。
離婚をしたことで、生活費に追われ、きりきり舞い。親に頼ることもできず、再婚相手をみつける余裕すらないなんて、どう考えても苦労するために離婚したようなものです。
ですから、離婚前から生活設計を立て、もらえるものはもらう、分けられるものは分ける。そして、どういう生活をするかという設計図を描いてください。相談者の中には「そんなこと言っても、思うようになるはずがない」などと弱気なことを言う人もいます。
たしかに、思うようになることばかりではありません。でも、自分の思いをしっかり心に描いておかないと、離婚という大事業にのぞむエネルギーの充電にも起爆剤にもなりません。
そして、決してへこたれずにやり遂げようとする意思が大切なのです。
別れた夫がライバルでした・・・そう思うことで、頑張ってきました。ライバルを持つというのも、私のような負けず嫌いの人にはお勧めです。
別れた夫よりも幸せになることを目標にしました。前夫はすぐに再婚し、金銭的にも恵まれました。そうなると、私には俄然エネルギーがわき出てきました。
でも、その頃の私はただひたすらがむしゃらで、いきり立っているばかりで、幸せにはなれませんでした。そのうち、自分なりの幸せの法則を得て、ようやく幸せになってきたのです。
その頃から、自分の本当の目標が見え、多くの人に「救われました」、「元気になりました」と言っていただけるようになれました。
人生まだ半分近くあるし、ビジネスも順調に進んでいると満足している今は、ライバルだと思っていた前夫よりも幸せである自信がありますし、離婚調停をバネとした成功例になれたような気がしています。
離婚して幸せになるかならないかは自分次第。そして、その先の人生を幸せにするもしないも、自分次第なのです。